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道路交通法改悪 [徒然なるしま]

ツーキニスト「疋田」氏のメルマガで道路交通法改悪に対する論陣が張られている。
自転車人なら無関心でいられないこの問題を再度紹介しておこうと思う。

週刊 自転車ツーキニスト
http://www.melma.com/backnumber_16703/

【緊急】幽霊が幽霊でなくなった270号
http://www.melma.com/backnumber_16703_3447937/
【続報】真面目に憂慮すべき271号
http://www.melma.com/backnumber_16703_3451197/
【さらなる続報】なんと姑息な272号
http://www.melma.com/backnumber_16703_3452066/
【まだまだ続報】そもそも歩道通行こそが危険な273号
http://www.melma.com/backnumber_16703_3454187/
【もっと続報】事態は危機的な274号
http://www.melma.com/backnumber_16703_3454995/
【さらに続報】反論の方向性の275号
http://www.melma.com/backnumber_16703_3457237/


270号より
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警察庁「自転車対策検討懇談会」で
1. 子どもや高齢者、買い物目的などでの利用の場合
2. 交通量が多く車道が著しく危険な場合
の二つの場合に限り、歩道での自転車通行を認める、という提言をまとめたのだという。
一見、口当たりのよい提言ではあるが、この提言の真の目的は「自転車の車道締め出し」にあると疋田氏は言う。
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275号より
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我々が一般社会に向けて、特に強調すべきは次の通りだ。

  • 今回の法案(提言)は、歩道の危険を確定させるもので、弱者優先の大原則を踏みにじるものであること
  • 歩道は、一般の歩行者のみならず、障害者、老人、幼児、ベビーカーなどの安全が確保されるものではならないこと
  • 自転車の歩道解禁どころか、現在は、歩道を歩行者(をはじめとする交通弱者)に、返さねばならない時期がきていること(世界の状況を鑑みてもそういう時期)
  • 歩道の安全化は、高齢化が最高水準で進む日本にこそ、もっとも必要とされる施策であること
  • 車道オンリーを言うのではなく、本当に歩道しか走れない自転車(幼児、学童など)などには「歩道通行の認可」を考えるべきこと
  • 自転車のルールとマナー教育の徹底が急務であること
  • 将来的には「車道側の自転車レーン」こそが必要であること

その上で法案(提言)と日本の交通行政の矛盾をつかねばならない。

  • 今回の法案(提言)は「自転車と歩行者の事故が急増している」ということを問題視しながら、その解決法が「歩道通行容認」という、完全に矛盾したものであること
  • 「歩道を自転車で通行してもいい」としているのは、世界中で日本だけであること
  • その日本が、先進各国の中で、自転車乗車中の事故率ダントツでナンバー1であること

そして「常識」とされることの間違いを指摘するのだ。

  • 実は自転車にとっても、歩道通行よりも車道通行の方が安全である、という世界的に認定された事実があること(*これは説明なしには分かりにくいことが難点)
  • 日本独自の「自転車使用の多様性」と言われるものは「歩道通行可」という間違った状況下で生まれ、そう見えるだけのものであり、基本的には存在しないこと
  • 「道が狭い」などのネガティブファクターは、欧州各国であっても同じであり、日本独自のものではないこと

そして、最後に出てくるのが、環境と、これからの交通社会のあり方だ。

  • 本来、自転車は健康的で環境に優しい21世紀型の乗り物であること
  • 交通行政の基本は「共存」であり、考えるべきは「道路のシェアリング」であること
  • 新たな道路のシェアリングとは、歩行者の安全を守り、環境にいいものではなくてはならないこと

いわば、一般の人に向けての、こちら側からの「逆提言」である。
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